夜勤専従看護師は、夜勤のみシフトインする形で働きます。日勤と交互にシフトが入るよりも自分のライフスタイルを確立しやすく、また収入も高くなるので看護師によっては都合がよいと感じる人もいるようです。
しかし、何らかの理由によって辞める人が多いというのも事実。ここで、夜勤専従看護師が仕事を辞める理由について考えてみたいと思います。
夜勤専従看護師が仕事を辞める理由ベスト4
(1)募集要項と事実が異なったため
これは夜勤専従看護師以外の仕事でもいえることですが、募集の際に求人情報に記載されていた内容と、実際の就業状況が異なるということが理由で辞める人がとても多いです。
夜勤専従看護師の場合、月に何日勤務、という点を重視する看護師が多いですが、実際には提示されていた日数よりも多く働かなければならず、体を壊してしまう人もいるようです。
(2)人間関係の悩み
夜勤専従看護師は、勤務日数が少ない上に日勤のみの看護師と触れ合う機会がないため、人間関係が構築しにくく、コミュニケーション不足により働きにくくなってしまうという人が少なくありません。
看護業界には独特の人間関係があるといわれますので、一度働きにくくなるとなかなかそこから状況が改善されるのは難しく、そのまま辞めてしまうという人が多いです。
(3)仕事がハード過ぎる
病院や施設によって異なりますが、夜勤中の業務が過酷すぎて体が続かず辞めてしまうという人もいます。急患が多かったり、突然の手術が多いなど、仮眠時間を十分に取ることができず、体に負担がかかってしまうケースです。
ほかにも、業務量に対して夜勤看護師の人数が少なく、1人あたりの仕事量が増えてしまい、体がついていけなくなって辞めざるを得ないというパターンも。
(4)夜勤が体に合わなかった
もともと人間の体は、朝日とともに目覚めて日が落ちたら眠るというサイクルで生活するようにできています。夜型だという人はよいかもしれませんが、日光を浴びることが少ないと自律神経に支障をきたして体調を崩してしまいます。
日勤と交互に夜勤が入り、生活のリズムが乱れるのも体に負担がかかりますが、やはり夜勤のみという場合でも体への負担は大きく、続けられなくなってしまう人は多いです。
夜勤専従看護師で失敗しないための求人選びのポイント
休憩時間や仮眠時間がしっかり確保できるか確認する
夜勤には通常仮眠時間が設けられているものですが、業務がハード過ぎたり、人員が少ないと仮眠時間を確保できず、体がもたないといったことになりかねません。
常勤看護師で日勤と夜勤を交互に入っている看護師や、小刻みに睡眠をとることが苦手な人は、仮眠をとらずに朝まで働くという人もいるようですが、夜勤専従看護師の場合はそういった勤務を続けていると体を壊してしまいかねません。
夜勤専従看護師として働くにあたり、休憩時間や仮眠時間といった体をきちんと休めることができる時間を確保できる施設であるかどうかは、とても重要なポイントになります。この点を事前にしっかり確認してから就業するのが望ましいです。
業務上のサポートが手厚い施設を選ぶ
夜勤専従看護師は、常勤看護師よりもほかの看護師とのコミュニケーションを取る機会が少ないため、働きにくい環境であると思われます。業務マニュアルがしっかりしている、夜勤専従看護師に対しても常勤看護師と同様に接してくれる施設を選ぶこともポイントです。
いきなり1人で現場を回せなければならなかったり、急患が多いのに看護についての指導がないという職場だと、体力がきついのはもちろんですが、精神的にもかなりの負担がかかります。
夜勤専従看護師が多い病院であれば、比較的働きやすいと思いますので、こうした点についても事前に確認できるとよいですね。
体に負担をかけないためには期間を決めて就業しよう
夜勤専従看護師は、常勤看護師よりも勤務日数が少なく、収入も多いので効率のよい仕事だといえますが、やはり体への負担が大きい仕事でもあります。
体力に自信のない人や、自律神経が弱い人であれば、長期的に働くのではなく、一定期間の就業と考えるのが望ましいです。
例えば、結婚資金や目的のための貯金など、「○○円貯まるまで」といった期間を決めて働くことで、体調を崩して辞めてしまうということは少なくなるのではないでしょうか。
- 夜勤専従看護師は収入が高く固定シフトで働きやすいが、辞めてしまう人も多い
- 辞める理由として、募集条件と事実が異なったため辞めるというケースが多い
- 仕事がハード過ぎる、人間関係が難しい、夜勤が体に合わないという理由から辞める人も
- 夜勤専従看護師として働く際には、休憩時間や仮眠時間がしっかり確保できるかを確認する
- 夜勤専従看護師でも働きやすいようしっかりサポート体制が取れている施設を選ぶのもポイント
- 長期の就業は体に負担がかかるため、期間を決めて働くのがおすすめ
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