看護師の資格を活かして働きたいけれど、体力の問題やその他身体的な事情から、力仕事ができない……と躊躇している方がたくさんいるようです。看護業務においては、力を使う仕事も多いですが、看護師の資格を活かした仕事であれば、力仕事が少ない職業もたくさんあります。
これから看護師の資格を活かして働きたいという人のために、力仕事が少ない職業について調べてみました。
病院:力仕事が少ない診療科
力仕事は難しいけれど、やはり病院やクリニックで看護師として看護業務に携わりたいという方は、比較的力仕事の少ない診療科で働くという方法もあります。
具体的には、眼科、心療内科、美容整形外科、皮膚科、歯科などが挙げられ、これらの診療科は力仕事が少ないといわれています。また、入院施設のある大学病院や総合病院よりも、クリニックのほうが力仕事が少ないです。
これは入院患者の介助が少ないということが挙げられますが、やはりクリニックの方針や患者の人数などによっても左右されますので、事前にリサーチしておく必要があります。
学校の保健室や保育園での勤務
力仕事が必要ない職場として思いつきやすいのが、保育園の看護師や学校の保健室の看護師です。これらの職業は、看護業務というよりも園児や生徒たちの健康管理や、ケガなどにおける応急処置が中心となりますので、さほど力を使うことなく働けます。
そのほか、ショッピングセンターや美術館に常駐する看護師、企業看護師なども、力仕事が少ないです。
看護師の資格を活かせる職業
看護師として働くわけではないけれど、看護師の資格を活かして働くことができる、力仕事が少ない職業としては、治験コーディネーターや、製薬会社のコールセンターなどが挙げられます。
これらの職業は、看護師として働くわけではありませんが、看護師として学んだ知識を活かせるお仕事で、年収も比較的高いため、看護業務にこだわらないという人におすすめです。
力仕事が多い職業は?
逆に、看護師の資格を行かせるけれど力仕事が多い職業にはどのようなものがあるでしょうか?
病院で働くという場合は、救急救命センターなどが代表的です。これは急患の運搬や、処置の際に患者を抑えるなど、力が必要な看護業務が多いためで、救急救命センターは男性看護師が活躍できる場としても知られています。
そのほか、介護施設も比較的力仕事が多い職場です。介護士が十分に足りている現場であれば、看護師は入居者の健康管理業務などが中心となりますので力仕事は少ないと思われます。
しかし人が足りていない介護施設では、看護師も介護業務を行わなければならない場面が増えますので、どうしても力仕事ができないという人で介護業界で働きたいという人は、事前にしっかりリサーチしておきましょう。
力仕事が少ない仕事のメリット、デメリット
力仕事が少ない仕事に就くメリット
最大のメリットは、やはり肉体的な負担が少ないということが挙げられます。おむつ交換や移動介助などは、体を自由に動かすことができない患者に対して行なうとなるとかなりの力が必要です。
また中腰の体勢を維持しなければならず、腰に負担がかって自分が体を壊してしまうというケースも少なくありません。力仕事が少ないということは、こうした負担が少なくなるということですから、身体的に安心して、長く働くことができます。
力仕事が少ない仕事に就くデメリット
力仕事が少ない仕事を選ぼうとすると、看護師として働くにあたっては選択肢が狭くなるという点と、看護師という仕事から離れてしまう可能性が出てくるという点が挙げられます。
やはり看護業務は力を必要とする仕事が多いので、それを避けようとすると職場が少なくなりますし、ハードな現場だからこそ高収入を得られるというところもありますので、収入が下がるかもしれないという点もデメリットといえるでしょう。
また、看護師として働きたいけれど、力仕事がないところを探しても見つからず、結局看護業務とは違った職業に就くことになってしまった、という人もいます。
- 力仕事の少ない看護師の職場はたくさんある
- 眼科や皮膚科等のクリニックや、保育園、商業施設、企業など
- 看護師経験を活かせる治験コーディネーターや製薬会社のコールセンターなども力仕事はほとんどない
- 逆に力仕事が多い職場は病院の救急救命センターや介護施設
- 力仕事が少ない仕事のメリットは、身体的な負担がなく長く働ける点
- デメリットは、収入が低くなる可能性がある点と仕事の選択肢が狭くなる点
看護師の転職サイト、おすすめは?
看護roo!
※九州・四国はサービス対象外です
無料登録はコチラ
マイナビ看護師
無料登録はコチラ
コメントを残す