看護師パートの求人は?



一度は看護師としてバリバリ働いたけど、結婚や出産、引っ越し、体調不良、職場の人間関係などで退職した看護師も沢山います。

そこで一度は看護師から離れて暮らしていたものの、収入を増やしたい・もう一度働きたいなどの理由で、看護師として復職する方も大勢います。


看護師としての働き方は大きく言って3パターンあります。

一つは、正社員として働く、いわゆる「常勤看護師」です。一番キャリア・経験が詰めるし、仕事にやりがいを感じられるし、何より給与が一番いいのも常勤看護師です。

ですが、看護師の常勤は仕事の責任が一番問われますし、仕事自体も大変です。何より夜勤をしなくてはいけないため(日勤常勤は別ですが)、生活リズムが不規則になりがちです。

また、育児や家庭の事情で長時間の勤務が難しい方には、いきなり常勤として復帰するのは難しいでしょう。そんな方は、いきなり常勤看護師で復職するのは止めた方がいいかもしれません。




看護師の働き方の2つ目は、看護師の派遣です。派遣というと、パートと違いがないように思えるかもしれませんが、実は大きな違いがあります。

それは、長期の派遣として働く場合、社会保険や雇用保険などに入れるので、福利厚生がしっかりしている点です。ただし、その反面としてパートほど気軽に辞めることはできないので、一旦勤め出したらある程度の責任が伴います。

ちなみに、かつては「単発の派遣」というパートのような働き方もありましたが、2012年10月に法律が改正され、原則として単発の派遣ができなくなりました(とはいえ、例外もあるのですが)。


常勤や派遣のように責任が伴う立場ではなく、もっと気軽に看護師として働きたい方にオススメなのが、3番目の選択肢、看護師のパートです。

責任を伴うことが多くなく(責任や負担がない訳ではないですが、病棟勤務の時のような切迫感がある場面は少ないでしょう)、仕事時間も比較的自由に選べます。夜勤もないため、生活リズムが不規則になることもありません。

カラダや心を壊してしまったために、いきなり本格復帰が難しい方や、育児や家庭の事情で長時間(ないし長期間)の仕事ができない方は、看護師パートから始めるとよいでしょう。


加えて、看護師パートでないと働けない仕事もあります。たとえば、イベントナースやツアーナースです。

常勤としてのツアーナースやイベントナースが全くない訳ではないですが、極めて少ないです。やはり大半はパートとしての求人でして、しかも看護師の求人サイトに登録していないと、まず求人情報が入ってきません(大半は非公開ですので)。


それ以外に、企業看護師も意外に常勤での求人が少ない職種です。もちろん、常勤の企業看護師として働ければ一番ですが、常勤の企業看護師は非常に求人が少なく、また応募が殺到します。大半がパートでの求人で、しかも非公開求人です。


以下では、看護師パートの働き方について、不安や疑問の声を時々いただくので、それにお答えした記事を掲載しています。よかったら参考にしてください。

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パート看護師のデメリットは?



ところで、今まで看護師パートのメリットばかり挙げてきましたが、もちろんデメリットもあります。

一つは、収入が安定しないケースがあることです。もちろん、長期のパートとして働けば収入が激減することはないでしょうが、単発の仕事を繰り返すような仕事の仕方だと、たまたま時期的な関係で仕事が入らない場合、収入が途絶えることになります。


2番目のデメリットは、収入が常勤看護師に比べて見劣りすることです。看護師の給料はOLに比べて高額であると言われていますが、それは夜勤代でたっぷり稼げるためです。

パート看護師は(夜勤専従看護師を除いて)夜勤代を稼げないので、その分収入は落ちます。まぁ、それでも世間一般のパート女性に比べれば、断然時給はいいのですが。


デメリットの3番目は、福利厚生がないことです。パート勤務のため、社会保険に加入することはまずないし、仮に勤務先の病院に託児所・保育室があっても、使わせてもらえない可能性もあります(勤務先病院の服務規程によります)。

こうした収入以外の「報酬」がないのも、大きなデメリットです。


以上、看護師パートのメリット・デメリットを挙げましたが、最後はご自身の家庭環境などを考慮して決めるといいと思います。最初はパートで勤務し、慣れてきたら常勤に変わるというのもアリだと思います。

下記では、パート看護師に強い求人情報サイトを紹介していますので、よかったら参考にしてください。

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