男性看護師の年収とか悩みとか

最近、とみに増えているのが「看護師になりたい」という男性の数です。現状では看護師全体の約95％を女性が占めており、男性看護師はそのうちの約5％程度にしか過ぎません。

男性看護師と女性看護師を比較した場合、年収にはどのくらいの違いがあるのでしょうか？また、男性看護師の抱えている「悩み」とはどんなことなのか等について詳しくご紹介していきます。

気になる男性看護師の年収

男性看護師の年収を見てみると、平均年収は約462万円（月収32万円・年間賞与79万円）というデータが出ています。

これを女性看護師と比べると、平均年収でマイナス８万円（月収は差なし・年間賞与マイナス４万円）という結果になります。

この結果から、男性看護師も女性看護師も年収に関しては大きな差がなく、月収は同額、年間賞与でも大きな差は見られないということができるでしょう。

年収には大きな差がない男性看護師ですが、実際の職場ではどのような悩みを抱えているのでしょうか。

男性看護師の悩み。メインは人間関係

男性看護師の悩みの一つに、「女性看護師との人間関係」があります。看護師の職場はまだまだ女性中心、約5％の割合でしかない男性看護師は円滑な人間関係を築くのに苦労しているといわれています。

人間関係の悩みで最も多いのは「女性師長や先輩看護師との関係」です。師長や先輩看護師からのアドバイスを男性特有の自尊心から素直に受け取ることができなかったり、悩みがあっても自分から相談できないといったケースもあります。

看護師という職業では性別は関係ないと頭では理解していても、感情面では何となく従えないと考える男性看護師もいるようです。

もう一つの男性看護師の悩みとして「同僚の女性看護師との人間関係」が挙げられます。特定の女性看護師と親しく話したために悪い噂を立てられたり、逆に何気なく発した言葉がセクハラと解釈されて悩んでいるという男性看護師もいます。

女性中心の職場では男性看護師は何かと目立つもの、悪気のない言動が問題となって悩みにつながるケースもあります。

一方、「医師のとの関係」で悩んでいる男性看護師も少なくありません。若手看護師の頃は医師からの指示に何の疑問も感じていなかったものが、経験を積んで30代、40代になってくると若い医師から命令口調で指示を受けたりすると反発を感じてしまうという男性看護師もいるようです。

実際にそうしたケースで就業先を退職し、別の病院に転職したという男性看護師は意外に多いのです。

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男性看護師ならずとも、仕事をするうえでの年収や人間関係の悩みはつきものです。年収や人間関係が大きなストレスになるようなら、一度信頼できる求人サイトの転職エージェントに相談してみるのも良い方法かもしれません。